剛しいらさんの訃報に接し

昨日、作家の剛しいらさんが2018年4月1日に逝去されたことを知りました。

剛しいらさんは、私が発行していた文芸同人誌で、
1996年から1997年の間、8つの短編小説を投稿してくださっていました。

  • 幸福な時代の不幸な子供(1996年冬・5号)
  • 僅かの勇気(1996年春・6号)
  • 老犬(1996年夏・7号)
  • たいくつ(1996年秋・8号)
  • 幇間(1997年冬・9号)
  • 長い一日(1997年春・10号)
  • 押し入れ(1997年夏・11号)
  • 柘榴(1997年秋・12号)

主人公は、性別も年齢も職業も様々でしたが、
どの人物もとてもおもしろく魅力的でした。

12号を発行した後だったと思います、お電話をいただいて、
作家としてデビューすることになったので退会したい、
自由度の高いジャンルで十代の男の子を主人公にした小説を書く、
そうおっしゃっていました。

剛しいらさんと二度ほどお会いしたことがあります。
優しい方。けれど、時々眼光が鋭くなる。
洞察力の鋭い方なのだろうなと思いました。

私は当時30歳をいくつか過ぎたところ。
しいらさんは、一回りほど上とおっしゃっていました。
きっと、しいらさんから見た私は、
人の心の機微がまるでわかっていないお子さまに見えたでしょう。
年齢差は10歳程度でしたが、いざお話をしてみると年齢以上の差を感じました。

今も変わらずにご活躍されているのだとばかり思っていました。
またいつかお会いできると信じていました。
まさか、亡くなられていたなんて。

当時は、会員から手書きの原稿を郵送していただき、
私がそれをワープロ専用機で1つ1つ打ち込み、印刷・発行していました。
ですから、あるのは紙媒体のみ。それも手元の1冊しかありません。
データ化しなくては。

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