この春、息子が小学1年生になりました。
行けるのかしら。
私がいなくても、学校へ行けるのかしら。
ちゃんと学校まで歩いて行けるのかしら。
初登校の前夜は、心配で心配で眠れませんでした。
が、そんな母の心配をよそに、息子は笑顔で私に手を振り学校へ。
息子の後姿を見ながら涙ぐむ私。いちいち大袈裟です。
(はい。分かってます。愚親です。)
そして、今。この5月。
これまでは別々の幼稚園・保育園だったために
接点を持たなかった近所の子達と入学を機にお友達になり、
帰宅するとランドセルを置いてすぐに公園へと駆けていくように。
お休みの日も、お友達が誘いに来てくれます。
虫を採ったり、木登りをしたり、ケイドロ(追いかけっこ)をやったり、
子供達だけで自由に遊んでいます。お兄ちゃんたちも一緒に。
危ないことをしているんじゃないかと心配で何度も様子を見に行くのですが。
これまで「ママも来て」が定番で、お友達の中に一人で入れなかった息子が
今は「何度も見に来なくていいから」「ママは帰って」と。
夢のようです。
大袈裟なようですが、本当に夢のよう。
赤ちゃん扱いをひどく嫌がり、私が手を出すのも嫌がり、
私が心配ばかりすると呆れた顔で「もう、大丈夫だから」と言う。
遅くに産まれた一人っ子ということもあり、
うんとうんと甘やかして育ててしまったはずなのに、
自然と、自分から、親離れをしようとしている。
子供は成長する。
太陽が東から昇るように。
そんな当たり前のことに、深く感慨を憶える5月の朝です。