カチャッ、と音がしたんです。その時。
ドキッ、としました。
そうなんです。
息子(5歳5ヶ月)が「うんち」と言ってトイレに入り、
そして、鍵を閉めたんです。
親離れ、という言葉が頭に浮かびました。
と言っては、大袈裟でしょうか。
3~4歳の頃は、うんちをすると報告してくれていました。
「2個出たよ。うんち君、ママと一緒だから怖くないね。バイバーイ」
と言いながら、水を流していたんです。
それが、いつのまにかそんなことを言わなくなり。
そして今日、ついに、鍵を閉めた・・・・。
ううっ(涙)
きっと集中したかったんでしょう。
いえ、ただ単に、鍵の開閉がおもしろいだけなのかもしれません。
それでも。それでも・・。
息子が鍵を閉めた。
そのことに、私は打ちのめされてしまいました。
もしかすると、妄想してしまったのかもしれません。
自分の部屋の鍵を閉めて出てこない息子を。
声をかけても「うるせえな、あっち行ってろよ」なんて言う高校生の息子を…。
ダイヤブロックで車を作る小さな背中を見ながら、
そっと心の中でつぶやきました。
「心の扉の鍵だけは閉めないでね。」
ううっ(涙)← 結構本気