泳ぎながらこう考えた。

泳ぎながらこう考えた。

って、草枕の冒頭のようですが。

先日、ゆるゆると泳ぎながらふと思いました。経営者というのは、綺麗に速く泳げる人ではなく、どんな環境、状況でも見事に泳ぎ切れる人を言うのではないかしら、と。私の1000mのタイムは、その時々で5分近くも変動するのです。

原因は、水圧や波の違いです。コースを一人で使用している時は水面が穏やかです。水の抵抗がまったくないのですいーすいーと進みます。気持ち良くて、楽しくて、仕方がありません。なんとなく自分は上手に泳いでいるような錯覚にすら陥ります。

ところが、同じコースに力強いフォームで泳ぐ方やバタフライで水しぶきを立てながらガンガン泳ぐ方がいらっしゃると途端に進まなくなってしまいます。波や水圧に押されるからです。泳いでも泳いでも一向に前に進みません。残るのは疲労感ばかり。そんな時は泳いでいても小さく落ち込みます。所詮、私の泳ぎなんてこんな程度なんだよなあ、と。

ふと、お世話になっている社長様のお顔が次々と浮かびました。そして、こんなことを考えたのです。経営者というのは、綺麗に速く泳げる人ではなく、どんな悪条件下であっても、泳ぎ続けることができる人を言うのではないかしら、と。

私事になりますが、私は現在SOHO業9年目、来年で10年になります。おかげさまで、これまで順風満帆でした。本当に恵まれていたと思います。しかし、それは波のない穏やかな水中だけを泳いできたせいなのかもしれません。それはそれで、決して悪いことではないと思うのですが、果たして、本当にこのままで良いのか。波や水圧があったら前に進めない、そんな情けない泳ぎのままで、私は本当に良いのだろうか?と、泳ぎながら考え込んでしまいました。

慌しく過ぎてゆく時間の中で、唯一、ゆっくり考えることのできる水中での時間。水の中で浮かんだ疑問の答えを同じく水の中で見つけることができたら、と思っています。

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