数年前に入門講座を受講された方から、嬉しいメールをいただきました。
ご本人の承諾を得て、短くまとめて掲載いたします。
運転中、かなり際どい距離で割り込まれ、ついカッとなった。
思わず車間を詰めて、あおりそうになった。
以前なら、
「危ないじゃないか」
「事故にでもなったらどう責任を取るつもりなんだ」
「自分さえ良ければそれで良いのか」
と相手を責める言葉ばかりが頭に浮かび、さらに怒りが強くなっていただろう。
しかし今回は、自分は今、危険を感じて防衛感情が働いたのだろうと、
怒りの原因を冷静に考えることができた。
仕返しを考えれば、注意力が散漫になり、事故のリスクが高まる。
だが、前を走る車を見ると、やはり許せない気持ち、怒りが湧いてくる。
ならば、と次の信号で左折した。
怒りの対象が目の前からいなくなったので、気持ちが落ち着いた。
アンガーマネジメントを知っていたおかげで、怒りに適切に対処できた。
無事に、穏やかな気持ちで目的地に着くことができ、とても満足した。
正義感が怒りの引き金になりやすい傾向をお持ちの方でした。
今回のことは、マナーに関わることでしたので特に怒りが強かったのではと思います。
しかし、適切に対処することができ、そんなご自分にも満足されていらしたことが、
私はとても嬉しく思いました。
アンガーマネジメントのテクニックを忘れずに実践してくださっていたのですね。
だから怒りをアンガーマネジメント的に考える習慣が身に着いたのだと思います。
素晴らしい、と心から思いました。