アンガーマネジメントの「6秒」は対症療法

アンガーマネジメントの「6秒ルール」は、対症療法です。

「ついカッとなって」など、取り返しのつかない最悪の事態を防ぐための応急措置です。応急措置ですから、怒りが消えるわけではありません。

この6秒を誤解されている方が多く、「6秒数えても怒りは消えない、アンガーマネジメントは役に立たない」と、即座に結論付ける方が多いことを、私はとても残念に思っています。

ついカッとなるのは動物的な反応ですから、そもそも制御できませんし、決して恥ずかしいことでもありません。

しかし私たち人間には、脳に「理性」を司る部位があります。この理性が働き始めるまで3~5秒かかるので、アンガーマネジメントでは「6秒待とう」と提案しているのです。

ついカッとなった勢いで、暴力、暴言、嫌な顔をする、嫌味を言う、聞こえよがしに溜め息をつく、大きな音を立てて物を置く、など人を威嚇する、傷つける行為をしてしまったことはないでしょうか。

それをすると、その場の空気が悪くなる、相手が萎縮する、人間関係が悪化する、適切なコミュニケーションが取れなくなり結果として職場の生産性が下がる、家庭内が殺伐とする、最悪の場合、パワハラ、モラハラ、体罰などで職を失う、虐待やDVで家族が傷つく、といったことも起こりえます。

その最悪の事態をまずは防ぎましょう。ついカッとなって、を防ぎましょう。これがアンガーマネジメントの6秒ルールなのです。

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