無条件の肯定

まだアンガーマネジメントに出会う前のこと。
アドラーも、アサーションも、心理学も、心のことは何も知らなかった頃のことです。

仕事のことで、とても惨めだと感じながら過ごしていた時期がありました。

ある日、特にひどく気落ちするようなできごとがありました。
他の誰でもない自分自身をごまかすために、その日は特に笑顔で過ごしていました。

…つらいと思います。

優しい静かな声でした。
私の隣にいた同僚でした。

思いがけない言葉に思いが溢れるばかりで、私は何も言えませんでした。
同僚は、ただ私のつらい気持ちに寄り添う言葉を、静かに、優しく、伝え続けてくれました。

なんでもない時に、ふと思い出します。
あの日の彼女の声に、私は今も支えられています。

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