今月9日は、母の命日でした。2年になります。
今でも、母に電話をかけそうになります。
綺麗な花を見た時。少し冷える朝。楽しいことがあった時。
そうして母の不在に気づき、
小さな子どものようにその場にしゃがみ込んで
大声を上げて泣きたくなることもあります。
悲しみが癒えることはないのかもしれません。
不在に慣れることも。
きっとこれからも、たくさんの別れを経験することでしょう。
私は今、別れも人生の一部だということを
受け入れて生きていくための準備をしているのかもしれません。
新緑が眩しい季節、真夏の太陽がきらめく季節を終えて、
私は今、冬に向けて、心静かに紅葉を眺める時期なのだなと、
今日はそんなことを感じています。