アンガーマネジメントを初めて伝えた日

アンガーマネジメントを初めて伝えたのは、
アンガーマネジメントファシリテーター養成講座を受講して2ヶ月後のこと。
勤務先のパソコンスクールでアンガーマネジメント入門講座を告知したところ、
15名の方がお申し込みくださいました。

当時はまだアンガーマネジメントという言葉を知る人はおらず、
「何だか分からないけど、おもしろそうだから受けてみる」と
パソコンの講座だと思って申し込まれた方もいらっしゃいました。

果たして時間内に終わるのか。受講者の反応はどうか。
開始前は様々な不安がありましたが、いざ始まると、
うなづき、へぇの声、笑い声もあり、思いのほか楽しい講座となりました。
実際、アンケートでも「楽しく学べた」の声が多かったのですが、
果たしてそれで良かったのか、しばらく思い悩みました。

しかしこの時、何より印象に残ったのは「時間」です。
時間ぴったり、90分ちょうどで終わったのです。
終わった瞬間、「このスライドはすごい!」と叫びそうになりました。
どのスライドもポイントが明確で無駄がなく伝えやすいのです。
しかも90分ちょうどで終わるボリューム。質問があっても調整可能。変幻自在です。
すごい(素晴らしいではなく凄い)コンテンツだ、と思いました。

あれから6年。
私は今もアンガーマネジメントをお伝えしています。

この6年、様々な怒りに触れ、受講者様と共に怒りを味わい、
その奥にあるものを共に見つめてきました。
それは、深く、豊かで、幸せになるためのヒントに溢れていました。

初めて登壇した日は、まだわかっていませんでした。
私はあの日、怒りから幸せを見つける、ということを始めていたのです。

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